故郷、福岡で嫁探し

東京の大学に進学し、そのまま東京で就職をしました。
次男の私は、家業を継ぐこともなく「自由だ」と気楽に東京で暮らしていました。
古くから旅館を営む家系で長男が家を継いでいました。
その長男が大怪我から家業を司ることが出来なくなり、急遽、私が福岡に戻ることになりました。
福岡の家に戻り長年旅館で働いてくれている従業員から仕事を教わりながら家業に従事しました。
そんな中、旅館の為にも自分の為にも「結婚・伴侶」の必要性を感じてきました。
そのとき私は37歳でした。
旅館のあととりとしては決して若くはありません。
家の事情などを考えると「お嫁さん」を紹介してくれる人もいませんでした。
そこで私が決断したのが「結婚相談所」への入会でした。

家業の旅館がネック

結婚相談所に入会して早々、この人と会ってみたいと思う女性が見つかりお見合いを申し込みましたが、「家業」を理由に続けて3人の女性から断られてしまいました。
会って話して断られたのではないと自分を励まし仕事をしながらお見合いを申し込み続けました。
何度かお見合いを続ける中、9人目で初めて女性とのお見合いに漕ぎ着けました。
残念ながら相性が悪いのか話も噛み合わず私の方からお断りをさせて頂きました。
「結婚って難しいんだ・・」と流石に落ち込みました。
活動を続けて数ヶ月したころ、いつもはこちらからお見合いを申し込んでいましたが、初めて女性の方からお見合いの申し込みを受けました。
写真で見るとその女性は爽やか系の美人でした。
年齢は32歳、福岡市内で反物を扱うお店の次女と紹介を受けました。
「30人ほどの従業員を抱える旅館をしている家に嫁ぐ気持ちはあるのだろうか。」
心配は真っ先にそちらにいってしまいます。
しかしその心配とは裏腹に、お見合いの当日から意気投合し、楽しい時間がドンドン過ぎていきました。
私の心の中では、この人とお付き合いをしたい、出来れば結婚までと気持ちは逸っていました。
翌日、結婚相談所から彼女の返事がありました。「お付き合いをしたい」という返事に涙が溢れてきました。
お付き合いが始まりお互いの気持ちも固まり私達は結婚することになりました。
ここまでの間には、結婚相談所のアドバイザーから励まされたりアドバイスをして頂いたり本当にお世話になりました。
結婚するなら恋愛結婚が当たり前と考えていましたが、恋愛も難しい状況の中での結婚、理想の妻と巡り会うことが出来ました。
これからゆっくり楽しい夫婦生活をして行きたいと思います。